専業主婦とワーママどっちが大変??
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こんにちは、SANA(@Anelasana)です。
突然ですが、専業主婦とワーキングマザー(通称ワーママ)一体どちらのが大変だと思いますか??
このあたりの質問はyahoo知恵袋とか、ママスタあたりでよくされていて、その度に炎上したりしてますよね笑
ですが、ちょっと私なりに考えてみたので備忘録代わりに綴らせていただきます。
子どもがいなかった頃の私
結婚して子どもがいない期間が4年ほどありました。
つまりその間は夫婦の時間。
実は結婚が早かったので(なんと24歳!この時代では早い方ですよね?)
『まだ子どもはいいよねー』なんて思ってた頃です。
その頃の私は…。
批判覚悟で言いますよ笑
『専業主婦もワーママもどっちも楽じゃん!』
そう思ってました。(はい、1ビンタ)
まぁ25歳くらいの小娘だったので許してください。
なんでそう思ってたのか?振り返ってみました。
- 専業主婦はずっと家にいればいいんでしょ!ヒルナンデスとか見放題だし、子供と遊んでれば良いなんて羨ましい。
- ワーママも子供の用事とかいってすぐ休めるし、勤務時短で早く帰れるし!羨ましい。
当時の私は『育児』についての知識や想像力が皆無でした。
とにかく『早く帰れる』『家にずっと居られる』=『ラク出来る』という超単純な思考回路だったんですね。
なんちゃって専業主婦を経験して早2年が経過した私
その後、29歳で妊娠、出産。
そこから育児が始まり、31歳で再び妊娠、出産。
今はありがたいことに『育児休暇』をいただいており、子どもが一歳になるまでは『育休手当』が出ています。
なので、完全な専業主婦ではないのですが、まぁ…なんちゃって専業主婦です。
子どもがいなかった頃の私が楽勝!と思っていた家に居る時間。
子どもと遊んでれば良いなんて、なんて楽なんだと思っていた、夢の専業主婦です。
でもね、どんな夢にも理想と現実はつきものですね。
現実は全然違いました。
ヒルナンデスとか見たいなぁなんて思っても、娘は『アンパンマンが見たい』と喚きます。
たまに、見たいと思っていた番組をつけても基本的には『洗濯しながら』『ミルクをあげながら』『娘とお医者さんごっこをしながら』のながら見です。
内容なんて入ってきません。
子どもと遊んでれば良いと思ってた時間の長いこと。
娘『いらっしゃーませー!あいしゅ(アイス)いかがですかー』
私『すみませんー!アンパンマンアイスとドキンちゃんアイスくださいな』
娘『うーきれ(売り切れ)でしゅ』
まだまだ舌ったらずの娘のまぁ可愛いこと!
でもね、このやり取り10回やってみてください。どんなに可愛いかろうが、親はちゃんと疲れます。
そして、私はこう思います。
ワーママはいいよね、仕事にいってる間は子どもを保育園に預けてれば良いんだから!
仕事復帰してワーママになった私(想像)
私はまだ二人目の育休中なのでここからは想像になりますが、真剣に考えてみました。
上記で子どもがいなかった頃の私は、早く家に帰れて羨ましい。子どもの用事でポンポン休めて羨ましい。そう思ってましたね。
実際に二人育児の真っ只中。仮に今保育園に預けて仕事復帰をしていたとしたら…。
まず朝がめちゃくちゃ早くなりますね。
出勤が9時半。勤務先までは片道1時間。子どもの着替えや朝食の時間を加味すると今よりも2時間は早く起きなくてはなりません。
さらに、イヤイヤ期真っ最中の娘。スムーズにお着替えしてくれるなんて週に3回あったら奇跡です。
そんな娘をなだめ、下の子の着替えや朝食。
なんとかこなして、保育園に預けます。
…ここからやっと出勤か!
職場に着いたら着いたで仕事はどーんとあります。
勤務時短で一時間早く帰れます。
夢の早帰りですね!
うーん、待てよ。
と、言うことは他の人より一時間短い業務時間で仕事をこなさなくてはなりません。
さらに、保育園から電話が…。
『上の子が熱出しただと?!』
お迎えに行かなくてはなりません。夫にパスしたいですが、夫もなかなか休めない。
やはりこういうときは母親が頼られがちですね。
そうか、この仕事どうしよう!しまった、1時間後に折り返しの電話しなくちゃならなかった…!
仕事の代わりは居ても母親の代わりはいないもの。仕方がない、後輩に仕事をお願いしよう。言いにくいなぁ。
『ごめんね、子どもが熱だしちゃって…』
快く引き受けてくれた後輩に感謝です。
でも(実は)繊細な私は、後輩の腹のうちを勘ぐります。
…「なんで自分がって思ってる。子どもが熱だしたくらいで早く帰れていいな」って思ってそうだなぁ。
え?そんなこと思ってないって?
いえ、思ってますよ。だって、子どもがいなかった頃の私の感情ですから笑
隣の芝は青く見える
専業主婦もワーママも育児をしていく上ではそれぞれ大変で乗り越えていかなくてはならない課題が沢山ありますね。
きっと今綴った以上に大変なことがあると思います。
ついつい自分が行き詰まってる時に他の人のライフスタイルを目にすると『輝いて見える』ものなんでしょう。
まさに隣の芝は青く見える。
育児って大変で辛いだけなの?
専業主婦もワーママも、どっちも育児が大変そう。
やること多くて辛そう。
それだけで片付けてしまうのはもったいないなって思うんです。
たった2年ちょっとですが、娘と息子の育児をしていて沢山の気付きがありました。
- お昼寝のタイミングが二人揃った!好きな俳優さんの出てるドラマの録画を見られた。
- 娘が珍しく一人遊びに夢中になってくれたから熱々のコーヒーが飲めた
- 公園に行ったら娘がどんぐりをプレゼントしてくれた
- 夫が家で二人を見ててくれるので久しぶりに一人で買い物に出掛けた
- イヤホンで好きな音楽を聴いて駅まで行った
まだまだ書ききれないくらいあるのですが…
書いてしまうと大したことのない『日常』です。
そう、本当に大したことのない出来事。
だって、子どもがいなかった頃の私は、毎日好きなドラマを見て、好きなコーヒーを飲んでいました。
好きな格好で出掛けて、気になってた雑誌やらコスメを見にデパートに向かいます。
途中通る公園なんて目もくれません。
駅までの暇潰しは好きな音楽をダウンロードして聞くことです。
こんな当たり前の日々がなぜか育児を通すと、なんともスペシャルな出来事に変わるのです。
ただのコーヒーが息抜きの貴重な時間に。
ドラマを一時間、中断せずに見られた奇跡に感謝!
買い物に出かけて時間を気にせずじっくりコスメの吟味が出来るなんて!
でもやっぱり帰りに娘の洋服見にキッズフロアに立ち寄る自分に苦笑。
あ、そう言えば娘のもうあの洋服サイズアウトしてたな、大きくなったなぁ。
歩きながらコートのポケットに手を入れてみたら、娘からの贈り物のどんぐりが。
ひっそりと忍ばせてる様子が目に浮かんで心がホッコリします。
でもこのどんぐりを拾ったのは先週…。
なんで今まで気がつかなかったんだろう?
あぁ、いつもは娘と手を繋いでるからか!コートのポケットに手を入れながら歩くことが珍しかったんだ。
娘と息子がいない時間にも、二人の存在が常に身近に感じられ私に『ママ』としての居場所、帰る場所を与えてくれるように思います。
何気ない日常の捉え方
私が普段当たり前にしていたことがどれだけ貴重だったのか。
育児を経験して初めて分かりました。
よく、病気をして初めて健康のありがたさを感じるという言葉を聞きますね。
少し重みは違うのかもしれませんが、私は育児をして初めてありふれた日常のありがたさを噛み締めることが出来ました。
もちろん
『育児のせいで、普段できてきたことが出来なくなった』
と受け止めることも出来ます。
捉え方ひとつで育児は幸せに気付くきっかけにも、失った自由な時間を嘆くきっかけにもなるのだなぁと、そう感じました。
人の感情は毎日どころか数分単位で変わります。
毎日『幸せ』に気がつければそれは素敵なことですが、『嘆く』時間もとっても大切なんだと私は思います。
今ポジティブになれるのは過去にネガティブだった自分の感情を乗り越えられたこそ得られたものなんじゃないかな。
まとめ
そうそう、話がそれましたね。
もうまとめます。笑
専業主婦とワーキングマザーどちらが大変か。
答えは月並みですが『どちらも大変』だと言うことを感じました。
もしもどちらかが羨ましい、輝いて見えたのならそれは隣の芝だから青く見えているのです。
そして育児は捉え方ひとつでありふれた日常をスペシャルにしてくれるきっかけになると私は思っています。
うまくいかないこともあるし、ツラいと感じることもあるけれどその分物事が予定通りに進んだときの嬉しさといったら!
専業もワーママも、どっちも大変。
でもどっちも素敵な日常を持っている。
そんな風に感じた春のはじまりでした。
長々とお読みいただきありがとうございました。